Fusion 360でネジを作る
Fusion 360でネジを作るときのコツ。
できるだけ標準的な規格に合わせて作るのが良い。
ISOメートルプロファイル、いわゆるM50x4みたいな表記のやつ。
Fusion 360でのISOメートルプロファイル
雄ネジ(おねじ)と雌ネジ(めねじ)ともにネジ面を0.1mmオフセットで引っ込ませる
牛用膣鏡ホルダーの製作ではM50x3で-0.1mmオフセットによりぴったりすり合わせられることを確認した。
雌ネジの内側のねじ山は中空部分にせり出すように生成される。
雄ネジの外側のねじ山は素材にめり込むように生成される。
細かさの限界
実用的な最小のピッチは1.5mm
したがってM10x1.5が実用的な最小のサイズ
M8x1.25などはちゃんと印刷できない。印刷しても噛み合わない。
1.5mmピッチだとM100x1.5くらいが大きいほうの限界。
M50x3など大きなネジを作ることは可能。
例
内径50㎜、外径100mmの中空円筒を作った。
内側にも外側にも「ISOメートルプロファイル」でねじを生成した。
https://a360.co/3FdS06g
https://gyazo.com/1514a76c77fa61596c44a4541b6658b1
https://gyazo.com/1e09dbefc77d917f2f558bfa668541b2
管用ネジ
パイプの内側と外側にネジを切って接続するにはやはり「ISO管用ねじ」が適している。
雄ネジ、中間部、雌ネジを別々に作成し、断面解析で厚みを確認した上で最後に結合するとうまくいく。
ネジ山の尾根部分の2面だけを-0.1mmオフセットして削るだけで良いと思う。
雌ネジ側を下にして造形する。中間部をフィレットで丸くすればサポートはいらない。
https://gyazo.com/d99988a146f7ed7c43aabd22ff870b04 https://gyazo.com/22dfb99b64fbf084f58ae5cdaf300b9d https://gyazo.com/c1d1429d8d323863ed9c3aa9e4df063e